机上論人間

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五月雨を集めて早しラグラージ

【第二弾】ガラル地方の「ガラル」の意味、そしてそこ導かれる伝説のポケモンとは…

ポケモン新作発売を100倍楽しむための記事第二弾ヾ(≧▽≦)ノ

 

前回の記事でガラル地方のマップを様々な角度から分析・解説した。まだ読んでいない人は絶対に読むべし!

hanamiti19.hatenablog.com

地方名である「ガラル」という名称に関して新たに手掛かりを得たので考察を進めていこうと思います。

ポケモンの地方名には過去作においても様々な意味づけがされてきた。簡単に振り返っておきましょう。

初代赤緑の「カントー」地方はそのままとして、二世代の金銀の「ジョウト」地方は近畿地方を主に舞台としており「城都」や「条都」が由来です。三世代のルビーサファイアの「ホウエン」は「豊縁」、4世代ダイパの「シンオウ」地方は「神奥」が由来となってますね。5世代のブラックホワイトの「イッシュ」地方はマンハッタンをモデルとしており、人類のるつぼのように多種多様の民族の文化が共存して「一種」の世界に見えるという意味を表しています。6世代のXYの「カロス」地方は古典ギリシア語で「美」という意味があり、7世代のサンムーンの舞台「アローラ」はもちろん「アローハ」からきています。

 

さて8世代の「ガラル」も当然何かしらの理由があるはずです。直感的には非常にわかりにくく、私自身もネット検索などで「Garal」や「Galar」で調べてみたのですが、どうにもピンとくるものはヒットしませんでした。しかしながらイギリスと「ガラル」を結びつける大きなてがかりが発見されました

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これはイギリス紋章であり、その下にはDieu et mon droitという標語が表記されています。日本語では「神とわが権利」と訳され、王は神の寵愛を給わるイングランド君主であることを意味し、君主が神の与えた支配権を持っていることを暗示しています。Dieu et mon droitはかつてのイングランド王がフランス王を打ち負かした時に発せられた言葉で、中世ヨーロッパにおける「より優れた軍隊が勝利するのではなく神が称賛した軍隊の側が勝利する」という戦争観を背景としています。そしてその後にヘンリー5世によってイングランド王国の王室紋章のモットーに採用され一般的に用いられるようになりました。

 

さて本題に入りましょう。この標語を英語で表記すると次のようになります

 

God And my LAwful Right

 

お分かりいただけただろうか…大文字の部分を縮けて読むと…「GALAR」となります。この紋章はスコットランドを除くイギリスの国章に表記されており、前記事で考察した通りスコットランドはガラル地方に含まれないのでその点も一致しています。

 

ちなみに紋章の絵では盾の両脇をライオンとユニコーンが支えています。この二匹はそれぞれイングランドスコットランドの国獣ですね。もしかしたらこの2匹をモチーフにした伝説のポケモンが出てくるかもしれません。この国章はコインやパスポート、そしてバッキンガム宮殿などの王室関係の建物によくみられるものなので、ゲーム中に似たような紋章が見られたらほめていただけると嬉しいです。

 

もちろんこれは十分性のある議論ではないし、あくまで推測でしかないですが、3月4日現在においては最も有力な説ではないかと思います。

 

ちなみにあたかも自分オリジナルの説のように記事ははたを書いていますが、これは私のFFのつばささん(@UBs2PRINCESS ‬)が提唱されたアイデアです。説得力のある素晴らしいアイデアを軸に記事を書いています!

 

他にもガラル地方の由来はこれなんじゃないの?など質問等ありましたらぜひ(@have_poke)までお願いします。もし面白いと思ってもらえれば拡散して多くの人が読めるようにしてもらえると嬉しいです!繰り返しなりますが【第一弾】の「ガラル地方のマップ解説」に関する記事もチェックだ!それでは!

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