【瞬間一位最高1815】~同速拒絶スタン~【Lv1限定ルールS17スペレ】
【瞬間一位最高1815】ホットヨガ女子会~同速拒絶スタン~【Lv1限定ルールS17スペレ】
構築過程
努力値にカスタマイズの余地がなく,個体間で際立ったステータスの差がないため、「受け気味の構築」が成立しえないと思い対面的な構築を目指した。
また同速が頻発する環境なのでまずはそこを回避し素早さ関係で明確な優位を取ることも非常に重要だと考えた。
「とにかく上から殴るのが強い」の方向性を、「対面的な動きの中での自然なS操作」と定めた
というのも、このルールの中に相手の強力な勝ち筋を汎用性を持たせて断絶する術を用意するのは難しく感じたので、容易に相手の展開を許容するスカーフを持たせることはそれほど強くないと思った。例えばパルのつららやチラチのタネガン、コータスの噴火などは、コータスに殻を破る展開をされた瞬間非常に厳しくなる。
また起点づくり要員に完全に一枠を割くのももったいない気がした。このルールは先制技が非常に強力なので残数を残すことも重要になってくるからである。
そこで、岩石封じやニトロチャージなどのS操作により素早さ関係を逆転させながら対面性能を引き上げられてダメージレースの中で優位に自然に立つこと
また非常に通りのいい先制技により相手を縛っていくこと
この二つの要素を組み合わせた、「先制技とS操作」リレーの構築を目標にした。
そしてこの対面的な動きのなかに自然に「積み」の要素も組み込み、通せるときは太い勝ち筋の上を歩むことができるように工夫した
まず、飛行z+フェイント+岩石封じによりガルパルチラチコータスなどにも対面で勝つことができる上に、不利対面でも相手のSダウン→ステロにより腐りずらく、高い物理耐久と頑丈により初手から出して確実に飛行zを打てるエアームドから構築をスタート。
次にムドーが鋼や電気には対面で勝てないので、岩石封じを入れてからそれらを後ろから殴って起点にすることのできる「岩石グロパンクチート」と「ニトチャ珠ウインディー」を採用した。これらはガルパルチラチに対しても対面的に強く先制技も優秀で選出がしやすかった
また数値が高くガルパルチラチにも対面的に強く、猫バレによる縛り性能の高い数値の化け物のドレパンアサナンも採用した
最初は連続技が強いという話を聞いて流れに乗って木の実ジュースの普通のパルシェンを使っていたが、同速が多すぎたり具体的どのような盤面でからをやぶればいいか不明瞭でもやもやしていたところで、ガルパルチラチなどを対面で処理できるほどの対面性能をもち、非常に広範囲を起点にできる「木の実ジュースを所持したからをやぶるコータス」を採用。パルシェンと異なり、S6ゆえに下から殻をやぶれることが多いので相手から攻撃され木の実ジュースが発動し殻を破って上から超火力を押し付ける動きが単純明快で最強だった
最後の枠はざまざま検討していったが、ギミックに全振りするような構築、特に追い風からのドーブルによる胞子展開や毒びしからのまもみが展開に運でしか勝てなかったので、岩石封じやステロとの相性もいいノーマルzテクスチャーさわぐポリゴンzを採用しとりあえず構築が完成した。この構築で1815となり瞬間一位を達成した。
しかしながら、中盤からウインディーとコータスが非常に増加してクチートでアドを取りにくく感じた。いろいろレベル1ルールの記事を読んでいたところ、回復実持ちの鬼火剣舞ドレパンミミッキュの対面性能が非常に高いことを発見し、鬼火により裏からも起点にできることを評価して採用した。パルやコータスなどに展開されてから止めることが困難でもあったのでその点でもマッチしていた。また珠ウインディーはガルパルの攻撃を一発耐えて返しの珠インファで確定が取れる点を評価して採用したが、抜き性能が微妙であったり反動による蓄積ダメージで簡単に先制技圏内に入れられることが多かったので、クチートやアサナンにある程度後出しが効き要塞を崩すことができる毒日ざしウインディーに変更した。
サブロムでこの構築を回したが最高で1806を成し遂げた。環境の変化についていけたと思う。
両ロムもここから1敗してしまい萎えたのでスペレは引退することにした
選出パターンはさまざま
対面選出
積み選出
ムドーコータスポリz
ギミック対抗(音技と先制技でリレー、先に展開する)
(草タイプがいないので、チョロネコや相手の追い風要員エルフーンの前でテクスチャーして騒いで場を荒らす。裏は隙を見てコータスが全抜きするか、ウインディーとアサナンの先制技で逃げ切る)
個体解説
ムドー ブレバ岩石ステロ、フェイント→ふきとばし @飛行z
汎用性が高く安心して初手に投げやすいポケモン。飛行z→フェイントor岩石→飛行zにより、ツボツボやコータスの木の実ジュースを発動させないように突破する。ステロ岩石もオーソドックスに強く、このポケモンに着目できてよかった。初手のムドー出しは展開要因に見えるので、挑発を警戒し初手から補助技を打たれにくいのも強かった。追い風でSがほとんど逆転できるので追い風からアサナンやクチートを通す展開も強いかもしれない。
最終的に構築に対面性能の高いポケモンを組み込めたので、中盤から増えまくった起点構築に対抗するためにフェイントをきってバトンや先に展開してくるポケモンを流せるように吹き飛ばしを採用した。
クチート グロウ岩石不意じゃれ
放射文字ガルーラが多かったので初手からは出しづらかったが、よくある対面的な並びに対して後ろから出すことで味方の岩石封じからグロパンしたりじゃれで対面倒して裏に負担を与えていた。岩石+グロウでメガガルが落とせるほど火力がでてつよい。
ウインディー ニトチャ神速インファフレドラor燃え尽きる @珠
相手のSを落としてからニトチャしたり、不意やつぶてなどの上から殴れる優先度+2の神速が非常に有効に働いた。威嚇込みでガルの猫すてみやパルのロクブラを耐えて珠インファで確定が取れるので、同速負けしても対面で勝てる確率は高い。軽業コットンガードのペロリーム、悪戯心コットンガードのエルフーン、悪戯心鉄壁のクレッフィーなどに刺さる燃え尽きるがつよい。
中盤からは鬼火ウインディーが増加したと感じ、毒ひざし燃え尽きる神速@半分回復実のウインディーを使用した。アサナンやミミッキュが不利対面をとっても多少受けだしして削り裏の先制技圏内にいれることができる。燃え尽きるは裏から投げられるチョンチーやミトムにうつと水技を抜群で受けなくなるので毒ひざしによる再生が追い付くようになり詰ませ性能が高い。
アサナン ねこバレドンチ 岩石封じ@軌跡
数値の化け物。クチートミミッキュ以外に対する対面性能がえぐく何事もなかったかのように相手のHPを吸収して倒す。ドレパンアサナンが多いが膝のインパクトがあるのでやはりゴーストを呼びやすく、岩石封じがよく刺さった。サイコカッターは同族で強くなるが、比較的裏がアサナンに強めなので仕方なく切った。
猫バレによる縛り性能も高く、ミミッキュの剣舞影うち+猫バレにより木の実を消費したからやぶコータスもしばることができる
コータス 放射 ソラビ 大地 からやぶ @木の実ジュース
最強のポケモン。間違いなくこのスペレ環境で一番強い。この環境にいるスカーフ枠はパルやコータスが多く、そいつらのつららや炎技を起点にして簡単に全抜きすることもできる。エアームドを使う上で重かったロトムの水zまでもを耐えて逆に起点にすることもできる
特性ももちろんだがわざが優秀で、あくびステロによる起点づくり、ニトチャからやぶによる抜きエース、上から日照り噴火を押し付けるスカーフなど、様々カスタマイズ可能なうえにどれも高水準な性能を誇り、相手の一転読みを許さない点が本当に強い。
ポリゴンz 騒ぐ シャドボ テクスチャー 自己再生 @ノーマルz
あくび展開、胞子展開、みがまも展開、毒びし展開をぐちゃぐちゃにする枠。展開を押し付けあう場合には先に展開したもん勝ち!を体現してくれた。テクスチャーして電気になればsを落としてからトゲデマルなども起点にできるのは魅力であったが、役割上のさわぐを採用したかったのでノーマルのまま。
感想
序盤は特に飛行zムドーとからやぶコータスが刺さりまくりeasywinを量産しまくったが、きのみからやぶコータスの脅威が認知されだしてから、「いかに先にコータスを展開するか」ゲームへと変貌していった。同速が多かったり、すりすりチクチクトゲデマルだったり、無起点胞子太鼓ドーブルなどに負けまくったり、もちろん結局同速に集約される試合も多い。あまりにも過疎で、日曜の夜というゴールデンタイムですらも平気で次のマッチングまで10分以上待たされもした。選出択を作ってしまうことも多くなってしまう構築に落ち着いてしまったのが残念であった
それでもシンプルで分かりやすく詰将棋的な要素が強かったのでルール的にはとても面白かった。環境を分析しいろいろなポケモンの可能性を模索した日々は、剣盾での新環境で戦っていくためのいい練習になったとも思う。(あと二期連続スペレでヨガを使えて楽しかった)(ちなみにポリzも二期連続)
前期のスペレ記事
SPECIAL THANKS
いろいろと通話したり個体を出し合ったりして一緒に楽しんでくれたあるふくんとすゆくん、ありありのあり!
※努力値の振り方