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【ポケモン剣盾】高個体値メタモン厳選を巡る「乞食環境」について

ポケモン剣盾】高個体値メタモン厳選を巡る「乞食環境」について

 

 

 

 

剣盾のオンライン対戦の準備をされているポケモンプレイヤーの皆様、はじめまして

 

 

まだ育成環境の準備に取り掛かっていない方も多いと思うので、現段階の状況を手短に

 

 

 

メタモンに遭遇すること自体が容易ではない

 

自分は仲のいい人と三人でチームを組み、メタモンの厳選を共同で行っていた

 

しかしそれでも数十分に一回という頻度でしか出現しない状況である

 

 

②最高レアのメタモンと遭遇しない

 

 

メタモンに遭遇することができても、高個体値メタモンが見込める最高レアがでる確率自体がそう高くない

 

 

③遭遇してもそもそも捕まらないことがある

 

 

捕獲確率は経験則的には大体2/3ほど

 

 

④満足のいく個体値でない場合が多い

 

 

捕まえられたとしても、個体値が低く実際に育成で使うには心もとないメタモンである場合が多い

 

 

このように、数人で協力したとしてもなかなか満足いく個体を手に入れるのは非常に難しい状況下にある

 

 

こうなった時の逃げ道となるのがツイッターである

 

 

ツイッターのタイムライン上にはしばしば「高個体値メタモン報告」が出現する

 

 

もちろん需要過多の状況なので一度投稿してしまっていたら最後「僕も一緒に参加させてくれませんか」という旨のリプライがFF外からも容赦なく一瞬で大量につく

 

 

いわゆる「乞食が群がる」状態だ

 

 

発売から数日後、こうした「乞食状態」が剣盾発売直後からよく見られる光景になった

 

 

 

さてここからが本題だ

 

 

まずはメタモンを乞食する側の視点に立とう 

 

 

メタモン発見報告に対し乞食の旨のツイートをしにいく必要がある

 

 

②次にメタモンを捕まえるという確率の壁を乗り越える

 

 

捕まればいいが、捕まらなかったらそれで終わりである

 

 

③捕まったとしても決して安心はできない

 

 

なぜならそのメタモン個体値が満足のいくものとは限らないからである

 

 

申し訳のない気持ちで人にお願いし、捕獲時での確率の壁を乗り越えて得た先にしょうもないメタモンの個体

 

 

どうしても脱力感で満ち溢れてしまう

 

 

そして泥沼の乞食ループに突入する

 

 

乞食が乞食を呼び人々はますます無遠慮になっていく

 

 

ここで一つ抑えるべき大切な仕様がある

 

 

メタモン発見者であるホストは、切断すれば何度でもゲストにメタモンを配布することができる」というものだ

 

 

一度限りで募集を終了するタイプのホストであれば、捕獲が失敗してしまった時点でその人を通じてメタモンを入手することはできなくなるため、ほかのアカウントに対して地獄の早いもの勝ちを制す必要がある

 

 

何回か配布してくれるタイプのホストであれば次のレイドバトルの募集で参加させてもらうことはできる

 

 

この仕様を使えばメタモンが捕獲できなくても、もう一度1セット約5分のレイドバトルをホストに強いることで入手することはできる

 

 

ただ、もう一度お願いするというのは勇気がいる

 

 

相手の時間を搾取することと同義であるからだ

 

 

かといって遠慮して引いてしまえばその個体のメタモンは二度と入手できない

 

 

運が悪いだけで自分には何の責任は無くても厳しい二択を強いられてしまう

 

 

 

募集をかける側の視点ではどうだろうか

 

 

まず乞食したいだけのFF外からの遠慮のないリプライが山ほど飛んでくる

 

 

出会い系サイトの高個体値美女に群がるくらいの反応速度で駆けつけてくる

 

 

それらにいちいち対応するのにも大変だしイライラする

 

 

そして配布中は永遠と続くボランティア活動

 

 

捕獲中は何十回もAボタンを押し続けるだけの単純作業

 

 

乞食した側の人間は何も対価を出さず満面の笑みで消え去っていく

 

 

一方で自分の進捗は何も生まれぬまま

 

 

以上から言えることは

 

 

乞食する側、乞食される側のどちらも苦しい時間をすごすことになる

 

 

こうなってしまった根本的な問題は何なのか

 

 

問題は、不必要なのに対戦の準備段階から運要素が大きくかかわり差別を生んでしまっていることだ

 

 

運のある人間もいれば運の悪い人間もいる、それはしょうがないことだ

 

 

乞食する側も決して嫌がらせのためにやっているわけではないのだ 

 

 

だからあえて私は言いたい

 

 

乞食することは決して悪いことじゃない、悪いのは増田なんだ

 

 

そして8世代の目玉マックスレイドバトル

 

 

一つの強大な相手を「協力」して討伐する

 

 

プレイヤー間の「協力」をコンセプトに置いた新システム

 

 

しかし残念ながら「協力」だけではどうにもならない状況になってしまっている

 

 

 

今こうして記事を書いている間でも、育成環境の構築の段階で運による格差が生じてしまっている

 

 

もしくは無遠慮に図太い人間が他人から搾取する試行回数を増やせるかどうかのゲームになってしまっている

 

 

これは本当にゲーフリが望んだ姿なのだろうか

 

 

 

このままでは、不運が続き育成環境が整わないという悲しい理由でポケモン対戦をあきらめてしまう人も少なくないだろう

 

 

もし気づけているのなら、いち早く手を打ってほしいと願っている


ちなみに私はC抜け5Vメタモンに飢えています(乞食)

 

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