【単体考察】アッキ巧みヨルノズク
こんにちははぶです。
今回はS5で対カビミミにフォーカスしたヨルノズクの型を考案したのでシェアしてみたいと思います。
ダイジェットが可能なポケモンは試合の太い勝ち筋になりやすく積極的に採用していきたいですが、環境使用率上位に君臨するあくびカビゴンがどうしても障害になってしまうことが多いです。そこでよくとられる処置がラムの実によるあくびの否定になるのですが、他の枠とのラムの取り合いになったり、他に持たせたいアイテムが多くなることも少なくはありません。
そこで眠り耐性があり、かつミミッキュにも容易にストップされないポケモンを考えていたのですが、S5で継続的使用していたアッキのみを搭載したトゲキッスやカビミミに強めと評価されているウォ―グルから着想を得て以下のようなポケモンが生み出されました
参考:アッキのみトゲキッス単体考察
持ち物:アッキのみ
性格:図太い
特性:不眠
努力値:BS252C4
実数値:175-×-102 -106-116-122
技構成:エアスラ・はねやすめ・わるだくみ・熱風
かわいい。
ここでカビゴンの強さについて軽く振り返ってみます
- 攻撃力、防御力ともにともに高水準で殴り合いに強い(⇒ラム、チョッキ)
- あくびによる対面操作、ごまかし、起点作成(残飯、回復実)
- (ラム、からげんき、眠るによる鬼火への耐性(ラム、カゴ))
- のろいによるつませ(回復実、カゴ)
- 地割れやはらだいこによる要塞化拒否(残飯、回復実)
ラムの実はサイクルの中で自然に積みを展開することができる持ち物ですが、あくび連打に受け出し⇒積み⇒倒す、というムーブを求められるため、非常に高い火力を要求されます。しかしながらカビゴンは耐久が高いだけでなく高めの攻撃種族値と豊富な技範囲を持ち合わせており、カビゴンに攻撃面防御面ともに上回る必要があります。
そこでラムの実に依存せず永続的に眠りへの耐性を確保することで、カビゴンを全力で起点にして全抜きを目指すということがこの型のコンセプトになります。
わるだくみ:爆発的な火力上昇が可能となる技。鈍いカビゴンとの打ち合いを意識。
はねやすめ:PPが多めで天候に左右されることない強力な回復技。カビゴンの前で複数回わるだくみを積んだり飛行タイプ消滅によりラプラスや電気タイプとの殴り合いが可能に
アッキのみ:単体性能を大きく向上させる持ち物。カビミミ対する防御面を盤石にすることができるアイテム
他にもヨルノズクが他のダイジェッターを上回る面があります
ウォ―グルはノーマル飛行というタイプ上ゴースト技を無効にすることができるという性能があり、これは特にミミッキュのダイホロウによるBダウンと先制技の影うちによる縛りから逃れられるという点で強力です。そのため一般にカビミミに強いといわれています。
ヨルノズクも同様にノーマルタイプを持ち合わせており、同様にミミッキュによる縛りから解き放たれます。加えてピクシーなどのカビゴンの前で要塞化するポケモンに対してヨルノズクは浮いているポケモンなので地割れによる要塞化拒否からまぬかれることも評価点の一つです。(あと地味にカバルドンに強い)
努力値はカビゴンへの防御面を意識して補正B252振り、Sは準速にすることで、+1で耐久に厚めのドラパルトや+2でスカーフダルマを抜けるラインになります。努力値に関しては要検討です。
技構成はメインウエポンのエアスラ、コンセプト上わるだくみとはねやすめは確定で、残りは熱風かハイパーボイスの選択になると思います。熱風はアマガやドリュウズに対する明確な打点に、ハイパーボイスはミトムやヒトムに対してタイプ一致で打つことが可能です。
アッキッスに対する差別化ポイントをまとめます
⇒カビミミに対してさらに強めのダイジェッター
といったところです。
それではなぜ使われないのか
…それはキッスに比べてヨルノズクの種族値が低すぎるためです。
参考資料
図太いBS252ヨルノズク:
175-(*)-102 -106-116-122
無振り無補正ガブリアス:
183-(150)-105-100-115-122
マジで草w
他にもあまり考察はしてないですが、トロピカルキックで相手の攻撃力を下げつつ光合成で回復してダイジェットでSを上げられて夢特性スイートベールにより眠り状態にならないアマージョなんかも少し面白いかなとは思います。
以上になります!
マイオナってわけでもないですが、こういうマイナーポケモンに唯一無二の性能を引き出していくのは非常に楽しいですよね。
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