机上論人間

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【単体考察】スカーフパンプジン~ドラパメタ~

スカーフパンプジン単体考察

 

 

 

【概要】

 

現環境においてドラパルトの型はますます多様化が進み、すべての型のドラパルトに柔軟に対処するのは非常に厳しくなっています

 

ドラパルトを受けるとしてもそもそも物理と特殊の判別が難しく、また鬼火やで機能停止に追い込まれたりみがわり竜舞の起点になることもあります

 

さらに上から殴ろうにもワンパンすることが可能なポケモンは非常に限られており、それが可能だとしても相手が弱点保険を持ってる可能性、襷やスカーフを持っている可能性などを考えるとなかなか一方的に有利になりうる対策を考えることは難しいです

 

ドラパルトの強さはその匿名性にあり、型が分かるまでは安易な手出しができず常に圧力を放っています

よく「選出画面のドラパルトに勝てない」という言葉を聞きますが、まさしくその通りだと思います

逆に素の火力が高くはないので、型さえわかってしまえばそれほど処理に困らないポケモンとも言えます

 

そこで初手のドラパルトの型を判別し、そのうえで適切に技選択が可能になりうるポケモンとして「スカーフパンプジン」に行きつきました

 

パンプジン(普通サイズ)

 

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持ち物:こだわりスカーフ

性格:陽気

特性:おみとおし

種族値:65-90-122-58-75-84

努力値:H20 A252 S236

実数値:143-142-142 -*-95-147

確定技:ポルターガイストパワーウィップ

選択技:おにび・トリック・だいばくはつ・みちづれ

調整意図:

 最速ドラパ抜き 

 最速+81族抜き(=ギャラドストゲキッスホルード抜き)

 187ドリュウズのアイへ確定3

 

最大のポイントは特性おみとおしによりドラパルトの匿名性を破るという点にあります。この時点で大きなアドバンテージを得ることができます

 

特性おみとおしがあり、ドラパルトの上を取ることができてダイマックスしていないドラパルトを上からワンパンすることができるポケモンは他にスカーフオンバーンしかいません

 

パンプジンは鎧の孤島解禁から新たに「ポルターガイスト」という技を習得し、耐久に振ったダイマックスしてないドラパルトをワンパンすることができるようになりました

 

ポルターガイスト

 

威力:110

命中率:90

分類:物理

PP:5

効果:相手が道具を持っている場合に攻撃が成功する

 

特性おみとおしダイマドラパルトをワンパンする技の存在の二つの要素を組み合わせることであらゆる型のドラパルトに幅広く対応可能になります。実際にドラパルトの型に応じた対応方法を列挙していきます

 

眼鏡珠鉢巻残飯ラム粘土

すべて上からポルターガイストで対応可能です。陽気だとH振りドラパが乱数になってしまうので、スカーフダルマ抜きを犠牲にし普通サイズのパンプジンを使うことで確定で落とすことができるようになります

前シーズンくらいからスカーフパンプジン自体は考えてはいたのですが、どうしても安定した霊打点が持てなくなったので採用することができなかったので、ポルターガイストパンプジンにマッチした非常によい補強となったといえます。

 

弱点保険

ドラパを上から殴る際に共通することが「ダイマ弱保による切り返し」ですが、おみとおしにより持ち物が弱点保険と分かってしまえば全く脅威にはなりません。

弱点保険を持つ場合は物理型であることがほとんどなので鬼火が安定します

(ダイホロウかダイジェットを打たれる対面なのでダイバーンは考慮しない)

わかってしまえば崩し性能は乏しいポケモンなので裏のクッションに引くことも可能です

 

襷・スカーフ

パンプジンが対面で勝つことはできませんが。こうしたドラパルトは殴り合いの性能が高くないので裏のクッションに引くなどの動きが安定すると思われます

 

以上から、スカーフパンプジン+霊技に耐性のあるクッション

カビゴン、ポリゴン2、ラッキー、ガオガエンなど)

でかなり安全にドラパルトに対応可能になっているのではないかと思います

 

ドラパ以外のポケモンに関して

 

地面タイプのドリュウズホルード、水タイプのアシレ―ヌ、ラプラスロトムなどは非常に技範囲が広く、一撃技、対面操作技なども習得することができるのでこれらのポケモンに初手から大きく出し負けるとゲームのテンポを握られがちです

 

こうしたポケモンに対しても初手から出し負けしにくく打点を持つことができ、ある程度殴り合いが可能であることがパンプジンの大きな魅力です

 

次に高耐久のポケモンに対して打点を持てないポケモンは多いですが、このポケモンはスカーフトリックも可能なので、カビゴンナットレイ、アーマーガアやカバルドン、そして今後増加が予想されるポリゴン2やラッキーモロバレルなどに対しても行動を制限していくことも可能で腐りにくい存在といえます

 

とにかくお見通しが強く、ラムも持つ危険性のあるポケモンにギャンブルで状態異常技である鬼火を打たなくてよいというのも偉い要素になります

 

小さいサイズで陽気にするとスカーフダルマの上を取ることもできるようになります

 

スカーフを持っているポケモンでありながら対面操作技を持てないのでそこがネックになってしまい、そのためエースバーンやトゲキッスと初手で対面してしまうと厳しいですが、持ち物判別をできるだけでもこのような多様化が止まらないポケモンを裏で処理しやすくなります

 

唯一の対面操作技として大爆発があります。一応メリットとしてはダルマといちいちが取れる、キッスやエスバと対面しても受けによらなくて済みダイジェットの起点にならないなどのメリットがあります

 

みちづれなんかの採用もありかもしれません

 

今シーズンはポはやらないので実際に使用したわけではないですが、面白そうなので記事にしてみました。参考になれば幸いです

 

SNS関連

 

ここまでの閲覧ありがとうございました!またマイナーポケモンの考察でした

 

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