「トゲキッス対策」が引き起こす対面構築化【コラム】
「トゲキッス対策」が引き起こす対面構築化
ほぼすべてのポケモンに対して「引き先」は存在し、そうしてダメージレースを競い合うサイクル戦が形成されます。しかしながら現環境に存在するトゲキッスの型は枚挙にいとまがなく、それでいてすべての型が強力で、「完璧な引き」を実現することは非常に困難です。
今更確認するまでもないですがトゲキッス受けを困難にする要素を列挙します
・ダイジェットによるs関係の逆転
・弱点保険による有利不利関係の逆転
・決して無視できない確率で生じる怯み
・決して無視できない確率で生じる急所
・悪巧みによる強引な崩し
・珠を所持した広範囲高打点
・トリックによる行動制限
・ラムの実によるごまかしの拒否
これらすべてを考慮したとき、トゲキッスに対して安定して受け出すことができるポケモンは相当絞られます。
モデルケースとして相手のキッスに対してカビゴンをあと投げし、その交代際で悪巧みをつまれるワンシーンを考えてみます
このときカビゴン側は+2のダイジェットを一発耐えてあくびによるごまかしを狙う動きを取ることはできますが、搭載率の高いラムの実の存在を考えると相当なギャンブルになってしまうため「解答」にはなりえいでしょう。加えてエアスラッシュによる怯みが無視できない確率で存在し、高耐久のカビゴンといえど常に突破されリスクを負っています。
そこでトゲキッスに対して殴り合いを制するためにはダイマックスを切ることが必須条件となります。ここでキッスがここから捻出可能な火力の最大値を考えていきましょう。
①弱点保険である場合
+2ダイジェットと+4ダイジェットを耐える必要がある
②珠である場合
+2珠ジェット×2を耐える必要がある
③強運ピントレンズの場合
+2ダイジェット×1.5×2を耐える必要がある
①と③は指数が等しく最大値となるので、この耐久ラインを確保できるように調整することが第一関門となります。
それに加えて、少し耐久に振ったトゲキッスをダイアイス(最大打点)と霰ダメ―ジ×2で確定2発に落とし込むことができる火力ラインも確保しなければなりません。
この二つの要素を満たすことで初めて「トゲキッスがそのまま居座ってきた場合」の対策が完了したといえます。
しかし現実はそう簡単ではありません。この盤面では試合を大きく左右するダイマックス択が存在しています。相手側がカビゴンのダイマックスを読んで、裏のクッションポケモン、例えばカビゴンやカバルドン、ジュラルドンなどのポケモンに引かれた場合、ゲームのカギを握るダイマックスを十分に有効活用できたとは言えず、しかも次のサイクルからトゲキッスに対処することが難しくなってしまいます。
つまりトゲキッスに対する引きを強い一手に仕上げるためには、+2トゲキッスに対して殴り合いを制することができることに加え、裏のポケモンにこちらのダイマックスで負荷をかけることができる必要があり、こうして冒頭で述べた「完璧な引き」を実現させることができます。これらすべてに対処できる動きを確立することができて初めて、トゲキッスに対して引くという行動が可能な構築を作るスタート地点に立つことができるのではないでしょうか。
今回の記事では交代際にわるたくみを積まれることを前提していますが、もちろん必ずしも交代際に悪巧みされるわけではありません。悠長できない対面では相手は落としにかかる必要があるので攻撃技に対してタイプ受けすることは可能です。
しかしこれは解決になっているように見えて全くそんなことはありません。トゲキッスが悪巧みを積むすきを与えないポケモンのみでかためて構築を組んでいるという前提があって初めてタイプ受けが成立するのです。そうでない場合では、悪巧みを積まれた瞬間確実に一体以上は持っていかれることを引き受けるということを意味します。
現状ではこのワンシーンにおいて完璧な回答が出せる構築は非常に少ないのでないかと思われます。だからこそ世の中に存在する多くの構築が対面的な動きを主とせざるを得ないのです。そして対面構築においてはトゲキッスに一方的に不利を取る駒が複数体いることはあってはならないと思います。
構築を組むうえでまず考えることは、キッスに対して引きという行動を構築内に盛り込むか、そうでないかという意思決定をするところにあると自分は考えています。
お付き合いいただきありがとうございました
ポケモン剣盾【S4ダブル】カメリザ九蓮宝燈~必然の首肯スタン
カメリザ九蓮宝燈~必然の首肯スタン
上級者の叡智が結集された洗練された構築を使っても、その偉大さを理解できず逆に相手に要点を悟られ不利を被ると感じたので、ゼロからコンセプトを考えてみました
1.構築の要点
弱点保険+ダイジェットが最も制圧力が高くシンプルで扱いやすい戦術であると感じ、ダイマックスエースとして巨大獄炎の性能が非常に高いキョダイマックスリザードンを主軸に採用。ダブルでは能動的に弱点保険を発動させることができるので、横にアクアジェットができるコマを探した結果、シーズン4で新たに解禁されたカメックスが最も器用にサポートできると感じ、初代御三家によるおしゃれ度の高いにしのどうくつタッグを基本選出とした。これにより初手から想定外の火力を相手におしつける。
獄炎による定数ダメージは相手の行動回数を制限することでより有効に働くので、裏にはいわなだれ連打によって行動回数を奪うことのできる扱いやすいバンドリの並びを採用した。
残り2体は、リザが苦手なバンドリに強く、獄炎などで削れた相手に高いリーチを持つことができフィニッシャーになれるローブシンと、あらゆる構築に柔軟に選出でき壁展開にも不利を取らないドラパルトを採用した
2.個体紹介
2.1 カメックス
努力値:HBSベース
技構成:猫 あくび 濁流 アクアジェット
特性:激流
持ち物:光の粉
アクアジェットによりリザを補佐するだけでなく、読まれにくいねこだましやあくびによりサポートすることもできる。巨大獄炎の定数ダメとの親和性から確率の押し付けが可能な濁流を採用し、巨大獄炎の定数ダメージを稼ぐ。持ち物は特に持たせるものがなかったので、さらにずるが狙える光の粉を持たせてみた。
それっぽい理論や確率の押し付けなどと高尚な趣で巧妙にいいかえているが、本質は積極的にビギナーズラックを引き込むための横着心に満ち溢れた構築であり、足りない知識や経験を拒否不可能な確率勝負へと積極的に持ち込むことでごまかしている。
2.2 リザードン
努力値:臆病cs
技構成:熱風エアスラソラビ守る
特性:サンパワー
持ち物:弱点保険
構築のエース。環境のことをよく知るわけでもないのでなんとなくcs振りにしたが、冷静に考えるとちゃんと耐久調整すべきである。
まもるは必須級の技で巨大獄炎の定数ダメを稼いだり、相手のダイマックスポケモンに対するあくびによるごまかしなど立ち回りに幅が広がる。
最初は暴風にしていたが、さすがに深夜テンションがすぎたのでエアスラとした
2.3 バンギラス
努力値:意地as
技構成:雪崩馬鹿力砕く挑発
特性:すなおこし
持ち物:ヨプの実
いわなだれの怯み+砂ダメ+獄炎による負荷を意識して、打点と速度を上げてみた。バンドリミラーに強く出るためにヨプを持たせた。
トリルの対応方法が分からなかったので挑発を入れてみた。
2.4 ドリュウズ
努力値:陽気as
技構成:10万馬力アイへ雪崩まもる
特性:すなかき
持ち物:きあいのたすき
バンドリミラー意識と汎用性を考えきあいのたすきを持たせた。扱いやすい駒であった
2.5 ローブシン
努力値:意地hadベース
技構成:ドンチマッパかんち挑発
特性:根性
持ち物:かえんだま
バンドリやトリル軸に対する殴り合いを担当する駒。たまに挑発が強かった。
調整案を教えてくれたmikotoさんに感謝感激雨霰砂嵐日照りΔストリーム
2.6 ドラパルト
努力値:控え目cs
技構成:流星群シャドボ10万放射
特性:すりぬけ
持ち物:命の珠
かゆいところに届く選出がしやすい駒。リザの苦手なアイアントやインテレオン、サマヨールなどを上から倒せるのが偉い
3.あとがたりと謝辞
最終日の最高順位は1276位でした。最終日3時18000位スタートの割にはかなり頑張ったのではないかと思います。
Bp稼ぎのために始めたダブルですが、気づけばその魅力に取りつかれ一端を垣間見ることができた気がします
僕の考えた最強の戦法((笑))を自分なりに形にできて楽しかったので、気が向いたらバージョンアップしてみたいと思います。
デジタルな動かし方な上に、無理な相手にも確率次第でひっくり返せることも少なくなかったのでシングル勢の方にも扱いやすいのではないかと思います
もしこの構築を見て興味を持ってくれたダブル勢の方がいらっしゃいましたらぜひ構築相談などできたらうれしいです。
Twitterで初心者の自分に様々教えてくださったダブル勢の方々、深夜テンションに付き合ってくれてここまで構築をそれなりに形にしてくれたあるふくん、ありがとうございました。
S4最終8位 王道を征くダイオウドウ "”Chaos King Lock Lullaby""
※空想記事です
S4お疲れさまでした。今回は最終8位を達成できる未来が見えたので記事にしようと思います!
力ずくによる打ち合い性能が高く、トゲキッスやカビゴン、ミミッキュドラパルトなどメジャーポケモンに打ち合える巨大マックスダイオウドウから組み始めました。キョダイマックス技はステロを撒くこともできるので初手ダイマックスからの逃げ切りをテーマに構築を組んでいくことにしました。
ダイオウドウの見た目が青色ダイオードWWWWW
ダイオウドウはサブウエポンの炎技を誘いやすかったので、次点でダイマックスなしでも抜き性能を確保できるセキタンザンを採用。水技を受けても抜き性能を確保したかったのでこらえる採用し持ち物に「きゅうこん」を持たせてみました。この道具は水技を受けるととくこうが上昇するので特性との相性も抜群でした!
次にダイジェット枠が欲しかったのでいのちのたまケンホロウを採用しました。火力不足になりがちですが、特性を闘争心にすることで補いました。御三家のポケモンはオスが多いので♂推奨です!選出する基準としては相手の構築にオスが5体以上いることです。実際多くの構築はオスの比率が高く、非常に良く刺さるポケモンでした!これからの時代はオスとメスの割合を平らかにする必要があるといえるでしょう。
ケンホロウのダイホロウWWWWW
次にピクシーの採用率が日に日に増していたのでピッピを採用しました。
逆張リスWWWWW
そして、ダイマックス枠を消費せずとも終盤の抜きエースになれる輝石マッスグマを採用しました。輝石を持ち耐久が高くなっているので、はらだいこ神速が滅茶苦茶決まりました!地味にダイホロウと神速の相性が良いというのも評価点です。なぜこのポケモンが環境に沸き上がってこないのか不思議なくらいです
最後に、カビゴンに対する強力な格闘打点が欲しかったのでエルレイドを採用しました!
くろいまなざしから相手の攻撃をアンコールし、かなしばることで無限にビルドを積むことができます。
通称“”“”“エルレイドロック”“”“”
これは宣言ですが、この構築が使用可能になった瞬間に俺はこの構築でそのシーズンは永久に勝ち越して、
永久に一位を取ります!
あとがたり
こんなしょうもない記事でもかくのに30分くらいかかりました。構築記事書くのって大変
ガラルマタドガス 単体考察
天然ピクシーの解禁によって、積み技による高耐久サイクルの崩しが難しくなりました。
そのため、特にピクシーを意識することなく構築を組んでしまうと、ピクシーに対する解答がどうしても一撃技に依存してしまうことも珍しくないと思います。
そこでピクシー単体だけでなく、ピクシー入りの高耐久サイクル全般に対して、択になりづらく再現性の高い崩し枠として機能しうるガラルマタドガスを紹介したいと思います。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ガラルマタドガスは受け回し全般に強い駒として知られています。ただ現状有益な単体考察記事が見られなかったのと、特に増え続けるピクシーに対してのメタの需要が高まっていると考え、今回記事を書くことになりました。
1.積みと天然
剣盾環境においては総合耐久値が際立って高いポケモンがいるわけではないので、受け回し側の相手の積みに対する解答は特性「天然」に依存することが多いです。
そこで、特性天然を無効化できる特性かたやぶりをもつポケモンが崩し枠としてしばしば挙げられます。
代表的なポケモンだと、ドリュウズやオノノクス、ルチャブルなどが該当します。
しかしながら、アーマーガアなどの明確な物理受けの存在、熱湯やけどの不安要素、毒やあくびをからめた択の押し付けなど、これらのポケモンでは再現性の高い安定した処理ルート足りえないと思われます。
そこで今回提案したいのがガラルマタドガスになります。ガラルマタドガスは今作から新たに登場した新特性「かがくへんかガス」を有しています。
先ほど紹介したかたやぶりと同様の性質ですが、少し仕様が異なっています。
- かたやぶり…相手の特性を無視して攻撃する
- 化学変化ガス…相手の特性の存在自体がなくなる
ガラルマタドガスはかたやぶりと同様に、相手の天然を無視して自分の能力が上昇している状態で攻撃します。
そのため毒技が通る対面でダイマックスし、ダイアシッドを連打することで自らの特殊攻撃を向上させて火力を押し付けていくことが主な運用方法になります。
2.受け回しへのガラルマタドガスの有効性
かがくへんかガスは相手ポケモンの特性を無効化します。そのため
こうした点が特に従来のわるだくみアタッカーと異なります。サザンドラやトゲキッスでは特殊耐久に分厚いバンギラスに切り返されてしまいますが、ガラルマタドガスならば一貫させることができます
【モデルケース】 C特化帯ガラルマタドガスvsHAバンギラス
有利対面でダイアシッドをうつ。その交代際で相手がバンギラスに引く場面を想定
ダイアシッド 13~15.4%
+1ダイアシッド 9.4~11.3%(相手ダイマックス)
+2ダイフェアリー 106.7%~125.8%
チョッキ以外は落ちますし、チョッキの場合は弱点保険による切り返しを受けません。
3.受け回し側のごまかし手段の拒否
先ほども説明しましたが、受け回し側は毒やあくび、やけどによるごまかし手段を持っています。
しかしながらガラルマタドガスは毒タイプなので、どくどくによる負担を受けません。それどころか浮いていない毒タイプなので相手の撒いたどくびしを回収することもできます。
それに加えてガラルマタドガスはフェアリータイプも有しているため、タイプ一致のダイフェアリーをうつことであくびをはじめとした状態異常によるごまかしから逃れることができます。
これにより、トリトドンやブラッキー、ヌオーカビゴンなどのあくびに耐性を持つことができます。ラムの実を持たず火力アップアイテムを持たせることができるというのは非常に大きいです。
またガラルマタドガスはサブウエポンも優秀です。10万ボルトや火炎放射など命中安定の特殊高火力技も覚えるため、幅広い相手に熱湯やけどを憂慮することなく抜群以上の安定打点を持つことができます。
H振りヌオー
+1ダイフェアリー 96.5~113.3%
H振りトリトドン
+2ダイフェアリー 99.0~116.9%
HD特化ドヒドイデ
+2帯ダイサンダー 105.7%~125.4%
H振りアーマーガア
+1帯ダイサンダー 122.9%~145.3%
H振りナットレイ
帯火炎放射 100.5%~119.3%
(ダイサンダーやダイバーンによる追加効果の恩恵を受けるので十分に能力を上げられなくても連打により崩しが可能)
4.潰し枠への対応力
純粋な受け回しのほかにも、こちらの崩しができるポケモンをつぶすことができる、いわゆる潰し枠を同伴させる構築も存在します。
その中でも比較的採用率の高いドラパルトやヒヒダルマに対しても、ダイマックス状態ならば五分以上の戦いが十分にできるというところもガラルマタドガスの強みです。
ドラパルト対面 (HA意地ドラパルト想定)
ダイホロウ 30.5%~36.1%
-1ダイスチル 56.6%~67.2%
ダイアシッド 8.4%~10.2%(弱保ケア)
+1ダイフェアリー 107.1%~126.1%
A192地震 64.1%~76.7%
火炎放射 乱数43.7%(大文字では確定)
5.サンプル調整
改善の余地はあると思いますが、自分はこのような調整で使っていました。
技:ワンダースチーム クリアスモッグ 10万ボルト 火炎放射
持ち物:たつじんのおび
性格:控えめ
努力値:159(148)-×-143(20)-150(252)-91(4)-91(84)
火力重視のC特化。広範囲に弱点が付けるので連打性能を意識して今回は反動のない帯を持たせてみました。
素早さに振っていないアーマーガア、ピクシー、バンギラス、ブラッキー、マホイップ、などの上を取りたいのでS振り。
残りを耐久に回すことでドラパルトやギャラドスなどに対する最低限の打ち合い性能を持たせました。
毒技のウエポンはヘドロばくだん、ヘドロウェーブなどと選択ですが、今回はクリアスモッグを採用しました。これにより、ピクシーやカビゴンの詰ませを回避できたり、ミミッキュやパルシェン、ロトムなどの安易な積みをとがめることができます。毒技のダイマックス技の特性上、火力の低いどくわざを採用してもダイアシッドの火力にそこまで変化がありません。
フェアリーウエポンのワンダースチームは威力90命中95で20%の確率で相手を混乱させます。(ムンフォは覚えないので一応マジシャとの選択になります)
6.その他
受け回し以外にも、かがくへんかガスはさまざまな場面で有効に働きます。
【天候パの展開阻止】
バンギラスの砂が展開されない(マタドガスが場から退場すると発動)
他にも日照りやあられ、あめふらしなど特性により天気が変化しない。
【ロンゲ展開阻止】
いたずらごころが発動しない(オーロンゲに上から壁を張られない)
H振りロンゲ ワンダースチーム 96.0~113.8%
【独特な対面性能】
ヒヒダルマの五里霧中による火力アップ補正がなくなる(打ち分け可能)
同様にホルード、ウオノラゴン、パッチラゴン、アイアント、ストリンダ―、オニシズクモなどの火力が落ちる。
⇒自らの火力を特性に依存しているポケモンとの殴り合いが可能になります
- ウオノラゴン A142 エラがみ 乱数43.7% (252-4 で確定耐え)
- アイアント A161珠ダイスチル 63.3%~75.5%(互いにDM)
スキルリンクが発動しない
猛火、激流、新緑の無効化
くいしんぼうにより回復木の実が通常条件で発動
【その他】
- トゲキッスの怯み確率、急所確率が落ちる(体感変化はないが)
- オニゴーリのムラッケが発動しない
- かわりものによりメタモンが即座に変身しない
- のろわれボディによる縛りを受けない
- 根性の無効化(=ただ勝手にやけどになる)
- クレベースの頑丈無効
- かげふみから逃れられる
他にも化学変化ガスが有効に働く場面などがあったらぜひ教えてください
7.まとめ
説明は以上となります。ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
もし並びでの崩しが難しいと感じた時は、ぜひ使ってみてください。
あと憎たらしいピクシーが減ってくれることを願ってます!w
よければ拡散もお願いします。
【剣盾シングルS1】兎の登り坂 【最終191位】
シーズン1本当にお疲れさまでした。増田さんのおかげで非常に密な年末年始になりましたね!来年の大晦日はゆったりと過ごしたいものです。
自分自身の成績としてはともかく、後学のためによかったことよくなかったことを自分用のメモもかねて述べていきたいと思います
1.構築の変遷
1.1 序盤
超初期に流行した「ドラミミロトムギャラナット」的なスタンパに対して初手出しが安定する駒を検討した結果、襷エースバーンに到達
純粋な対面性能は高く、見せあい画面での選出択を解消するポケモンとしては最強クラスだと感じた
1.2 中盤
キッスやリザードンなどのダイジェットの流行に対するメタとして「トリルミミッキュ+ハチマキドサイドン」の並びを使用。トリルが無警戒、ギャラドスの個体数減少、などの追い風もあり、環境に刺さっていた
1.3 終盤
アーマーガアやカバギャラが増加し、ドサイドンを通すのが難しくなる。砂かきドリュウズが再び増加し、弱保を持つようになってドサイドンを解雇
アーマーガアの増加に伴いナットレイの個体数がさらに減少したと感じギャラドスを投入、おおむね最終日の構築にまとまる
2.使用構築
2.1 襷意地猛火エースバーン
性格:意地っ張り
特性:猛火
技構成:火炎ボール、飛び膝蹴り、不意打ち、カウンター
努力値:0-244-12-0-0-252
持ち物:きあいのたすき
最強のポケモンを発見したと発売三日後から興奮していたが、中盤から認知度が上がり飛び膝蹴りを安易に打てなくなった。初手に出しやすいが出してから慎重に技を選択しないといけない。Bに少し振ることでミミッキュの意地珠シャドクロ+影うちを非常にいい乱数で耐えることができる
2.2 最速竜舞命の珠ギャラドス
性格:陽気
特性:自信過剰
技構成:たきのぼり、とびはねる、パワーウィップ、りゅうのまい
努力値:4-252-0-0-0-252
持ち物:いのちのたま
火力と素早さを任意にスイッチできる破壊の神。相手のsを落としてから体力を残したまま全抜きしていくのは非常に強力で、+1雨珠ダイストリームでブラッキーやカビゴンが飛ぶなど受けを許しづらかったが、選出画面にロトムやロンゲがいるだけで少し出しづらさを感じるのがきつかった
努力値と性格に関してはさまざま試したが、アーマーガアが増加し、ダイジェットをうてる回数がそれほど多くないことと、ギャラが終盤に再評価されたことを考えると陽気最速一択であると思われる。
2.3 電磁波ミミッキュ
性格:意地っ張り
特性:化けの皮
技構成:じゃれつく、かげうち、つるぎのまい、電磁波
努力値:4-252-0-0-0-252
持ち物:ラムの実
アーマーガアの増加により純粋なアタッカーとしてのミミッキュの性能に疑問を持ち、電磁波を採用した。局所的に強かったが、ドリュウズに電磁波が入らなかったり、ラム持ちが思ったより多くギャラドスやトゲキッスに無限に負けたので、切り返しとしての性能を高めるならトリックルームがベストだと感じた
2.4 ロゼルサザンドラ
性格:臆病
特性:浮遊
技構成:わるだくみ、悪の波動、流星群、ラスターカノン
努力値:4-0-0-252-0-252
持ち物:ロゼルの実
低速サイクルに同伴されているフェアリーに対するサイクル回数を減らし構築の自由度を上げるフェアリー技半減木の実持ち。ミミッキュに対する対面性能も向上しeasywinを量産した。流星を採用したことで、無理やり後出ししてくるドラゴンに対するけん制や受けに同伴されやすいバンギラスに対する打ち合いに強くなる
2.5 スカーフ岩石ヒヒダルマ
性格:陽気
特性:五里霧中
技構成:つらら落とし、フレアドライブ、とんぼかえり、岩石封じ
努力値:4-252-0-0-0-252
持ち物:こだわりスカーフ
4枠目に命中安定の岩石封じを採用。起点回避しながら裏のギャラドスのダイジェットを補佐する。机上での考察と見せあい画面では最強ポケモンだが、ドラゴンとの対面で安易につららを打つとパルの起点になったりラプラスにひかれたりなど、構築を練らないと窮屈になりやすいポケモンであると感じた。耐久に振ったドラパルトが非常に多く、ダイマックスしてくると落とせないので、耐久に振ってスカーフドラゴンに対する耐性を高めたほうが強力だと思われる
2.6 起点作成カバルドン
性格:腕白
特性:すなおこし
努力値:252-0-68-0-188-0
持ち物:オボンのみ
最終盤のドリュウズがさらに増加しギャラと相性のいい枠として採用。結果として「カバギャラ」の並びに。努力値はd方面に多めに回しているが、b特化することで明確に耐えたい相手がなかなか見当たらなかったことと、ニンフィアのハイボや眼鏡ドラパのシャドボなど、各定数の変わる相手がそこそこいた。
3.総合的な反省点
エースバーンやヒヒダルマなど、広範囲に打てるように見えて実は試合中は窮屈な動きになりがちなポケモンが多かったこと,最終盤に結局ギャラドスのスペックに頼り切るだけの構築になってしまったことが反省点である。
来期は、汎用性の高い高種族値のポケモンで固め、その組み合わせの中に自然なシナジーを盛り込むことができるような構築を目指したい
細かい調整意図がもし気になる方がいましたら(@have_poke)
【ポケモン剣盾】新時代を行くはりきりトゲキッスの可能性
(デリバードさんも…うん…最強です…)
Q. そもそもトゲキッスってどんなところが強いの?
ーやはりなんといっても高い特殊攻撃力ですよね。特攻種族値全ポケモン中第24位の120。で、そこから繰り出されるエアスラッシュ。まぁ~ぼくはあえて決定力を上げるためにわるだくみも採用しているんですけれども。。非常に強力ですよね。あと飛行フェアリータイプといった防御面攻撃面ともに優れたタイプもこれまた魅力的だと思います。まあしょこたんさんなら余裕で理解できますよね。はい
Q. 特性きょううんにはしなかったんだね
ーなぜなら、てんのめぐみのほうが強いからです。ご存知です?エアスラの怯み確率は30%、そしててんのめぐみの補正が乗ることで怯み確率は60%になるんです。これにおうじゃのしるしというアイテムを持たせることにより1.1倍となって怯み確率が64%にまで達するんです。
ポケモンと言うのは怯むか怯まないかで試合が決定してしまうゲームです。
だからこの確率の押し付けで強力なポケモンの行動回数を減らすことができるんです。まぁ、倒せるかどうかは別として。
てゆうかゴルゴさん、あの、トゲキッスの声優をされたということですが、何も知らないんですね。はっきり言ってさっきの質問愚問ですよ。収録が終わった後、直ちに帰宅し、ポケモンの基礎を学びなさい。
ー ー ー ー ー ー
こんなやべーやつを野放しにしておくほどみんな馬鹿じゃないんだよね
よく対策として挙げられるのがバンギラスなんだよね
技:ゴッドバード!!きあいパンチ!!じゃれつく!スマートホーン!
持ち物:いのちのたま
性格:意地っ張り
努力値:AB252
飛行物理最強打点のゴッドバードすごいぞ!
格闘物理最高打点のきあいパンチつよいぞ!
フェアリー物理最高打点のじゃれつくかっこいいぞ!
はげ防止のスマートホーンえらいぞ!
【キッスバンギ対面シミュレート】
(※以降ダイマックス技をDMスマートホーンの様に記載)
キッスのダイスチル(DMスマートホーン)!
↓
バンギの弱点保険発動!
↓
バンギのダイロック(DMストーンエッジ)!耐える!
特化珠DMスマートホーン:36.9%〜43.9
特化珠DMきあいぱんち:61.5〜72.9%
特化きあいぱんち:104.3〜123.6%
まじめな記事もたまに書いているつもりなので見放さないでください
ここまで付き合ってくれた優しい皆さんありがとうございました!
ー前回の記事ー
ー ー ー ー ー ー ー
Q. 自分の中で好きな体のパーツは?
常に上を目指し向上心を忘れることなくただひたすらにポケモンに切磋琢磨する。
トスや型共有や改造と言う手段に手を染めることもなく、寝る間も惜しみ孵化作業に没頭する。ひたむきな……
心です
【ポケモン剣盾】陰キャポケモンをシバき刈る、受け崩しカットロトム
【概要】
環境に強力な特殊受けが少なく、そのため多くの構築に存在する崩しは特殊方面に寄りがちである。その立役者となるのが環境にも個体数が多く、わるだくみにより強引な崩しを狙えるサザンドラやトゲキッス、FCロトムなどであり、受け側もこうしたポケモンへのメタは必須となっている。具体的には、天然により積み技での崩しを防げるHDに寄せたヌオー、単純にHDラインが高めで再生技を持ちサザンドラにタイプ上強いマホイップ、水と電気の一貫を切れるため水ロトムや炎ロトムに強めなトリトドン、砂嵐により特殊耐久方面の数値の高いバンギラスなどが、選択肢となりうる
受けに回る構築は純正受けループにとどまらない。差し向けられる崩しを潰したり、スイーパーとしての役割を持ちうる高速ポケモンを併用した受け攻めスイッチと呼ばれる形もスタンダードナンバーである。潰し枠、もしくは補完としてドラパルトやドリュウズ、ミミッキュなどが同伴されることもある
こうした受け側のメタに屈しない崩しの駒を考察した結果、カットロトムに行き着いた
【構成】
確定技:わるだくみ リーフストーム 放電
選択技:シャドボ 悪波 みがわり
持ち物:残飯
性格:控えめ
努力値:CS252
【差別化】
サザンドラと異なりフェアリーやHDヌオーでとまりにくい
ウォッシュロトム、ヒートロトムと異なりトリトドンで止まらない
ドヒドの熱湯が半減である
ナットレイのメインウエポンを半減、宿り木電磁波無効、みがわりがはたき落とすを耐える
わるだくみダイホロウで潰しにきたダイマックスドラパルトを飛ばせる
などの利点がある
【技構成】
役割遂行技のわるだくみとリーフストーム
電気技は連打することで麻痺を狙える放電
受けに同伴されるドラパルトやミミッキュを強く意識するならシャドーボール
ドヒドやナットを強く意識するならみがわり
【備考】
受けに同伴されるサザンドラに対してはサイクル負けしやすいので、同伴されている場合は注意が必要
持ち物や努力値調整については改善の余地あり