机上論人間

机上論人間

五月雨を集めて早しラグラージ

【ポケモン剣盾】8世代における雨パ考察【準備編】

ポケモン剣盾】8世代における雨パ考察【準備編】

 

初めましての方は初めまして、はぶと申します

 

私は7世代からレート対戦をはじめ主にペリラグと呼ばれる雨パを主に使ってきました。

 

本記事では8世代の目玉であるダイマックスでの仕様を確認しながら8世代において雨パがどのような特徴を持つのか議論していきます

 

一方的に妄想を垂れ流すのでなく、公開された情報から客観性を失わない考察をしていくことを目標とします

 

 ※本記事では『すいすい』のみを考察し、あめうけさらやうるおいボディは考えません

 

 

 

1.ダイマックスの仕様

 

まずダイマックスの仕様を確認し整理します。特に雨展開を考えるうえで外せない要素を列挙します

 

【確定情報】

  • 3ターン限定ですべてのポケモン任意のタイミングダイマックスできる
  • 交代することによりダイマックスは解除される
  • 覚えている技がダイマックス技に変化する。一般に火力が上昇し必中になる
  • ダイマックス技にはタイプごとに追加効果が与えられる。水ダイマックス技の場合、技を繰り出してからフィールドが雨状態へと変化する
  • ダイマックス状態でも道具補正が適用される

 

【未確定な情報】

  • 最大ステータスのパラメータが1.5倍になる? 能力変化ではないので天然や黒い霧による影響はない?

 

 このほかにもさまざまな仕様があるので詳しくはまとめサイトをご覧ください

 

 

2.天候雨とシナジーのあるポケモン

 

※内定が確定しているポケモン

 

2.1 あめふらし

  ペリッパーのみ内定

 

2.2 すいすい

  アズマオウ ハリーセン マンタイン ルンパッパ ガマゲロゲ

 

3.7世代における雨パの障壁

〇雨エースでの単体で詰ませが難しい

  • z技による爆発的な瞬間火力
  • 化けの皮、強力な襷枠などによる行動保障
 ⇒雨エースが対面で撃ち負けるポケモンが多い
 
 ⇒サイクルをある程度回せるポケモンが構築に入りやすく、数的有利を取りながら雨エースの一貫を取る動きがメジャー
 

〇天候変化ポケモン

 

 f:id:hanamiti19:20190619074418p:plainf:id:hanamiti19:20190619080948p:plainf:id:hanamiti19:20190815071355p:plainなど容易に天候を奪いに来る強力なポケモンが自然に構築に組み込まれ、こうしたポケモンに対してのメタも必須であった。

 
 特にf:id:hanamiti19:20190619080948p:plainf:id:hanamiti19:20190815071355p:plainメガシンカしてから天候を奪いに来るので窮屈な立ち回りが強いられた
 
〇崩し
 
 雨エースが数値受けで止まりやすいことから、雨始動要員と雨エース取り巻き含め様々な崩しが提案された。

 

☆雨パの障害に関する参考資料

hanamiti19.hatenablog.com

 

 

4.8世代における雨パ

〇z技の廃止 

 

 z技の廃止により雨始動要員もしくは雨エースのいずれかが高火力技により数的有利を取られにくくなるので雨を複数回展開しやすくなった

 

〇水ダイマックス技の雨の追加効果

 

 最も大きいのは水ダイマックス技により低コストで天候を奪い返せるようになる点である。場に出すことで天候を書き換えできるポケモンが雨エースに繰り出された場合、従来であれば一度雨始動要員にバックして天候を奪い返して雨を再展開する必要があった。しかし8世代からは水ダイマックス技を繰り出すことで瞬間的に天候を奪い返すことが可能となる。これにより天候の奪い合いになっても雨エースが居座りやすくなり、サイクルを回す必要性が落ちる。

 

〇天候の書き換えに対して雨エースが弱くない

 

 8世代において場に出すことで天候を変化させることができるポケモンf:id:hanamiti19:20190619074418p:plainf:id:hanamiti19:20191101173748p:plainf:id:hanamiti19:20191101173734p:plainf:id:hanamiti19:20191101173702p:plainf:id:hanamiti19:20191101173721p:plainf:id:hanamiti19:20191101173740p:plainなどである。これらに対して例えば雨エースにルンパッパを用いる場合、必中である格闘ダイマックス技の存在によりこうした天候変化ポケモンの多くに対面で不利を取りにくくなる。そしてメガシンカの廃止により、f:id:hanamiti19:20190619080948p:plainf:id:hanamiti19:20190815071355p:plainなどの、『メガシンカにより雨始動要員の繰り出しに対して後出しで天候を書き換え歪なサイクルを強要するポケモン』が存在しなくなることも追い風であり、その点にリソースを割く必要がなくなるので雨選出の幅が広がると思われる。

 

ダイマックス技による天候の奪い合い

 

 こちらの天候ギミックに対し相手もダイマックスすることで天候を奪い返しに来るケースも考えられる。しかし水技以外のダイマックス技による天候変化は『水』『炎』『岩』『氷』タイプの技に限定されていて、これらのタイプに対して相性的に不利を取りにくい。また先に雨を展開していれば相手に天候を変えられる前に処理することができる蓋然性が高い。

 

 そしてより着目すべきなのは、相手が天候パに対するマークが薄くこの手段でしか天候を奪い返すことができない場合、相手にダイマックスを強要できる

 

〇未だ謎に包まれる『ダイマックスレベル』

 

 『最大パラメータがダイマックス中に1.5倍』という噂通りの仕様であるならば、天候を変えられても制圧力を失いにくく、火力を天候に依存しがちな雨パにおいては追い風である。ダイマックスにおけるパラメータ変化の仕様については詳らかになってない部分も多いので今後の動向に注目したい。

 

5.雨エース候補

 

5.1 ルンパッパ

f:id:hanamiti19:20191101180707g:plain

 【概要】

 個人的に最有力候補。種族値が平均的であり、『最大パラメータがダイマックス中に1.5倍』になるならば努力値がさまざまカスタマイズできる。瞬間火力こそ控えめだが耐久力も並み以上はあり技範囲が広めなのが高評価

 

 【技候補】

 【備考】

 教え技の有無は不明

 ダイマックス状態になると技が必中になるので天候書き換えポケモンバンギラスユキノオー、受けに来るナットレイなどに安定した格闘打点が持てる点が強い

 しれっと物理技を候補に入れているが、格闘ダイマックス技が自身のAランク上昇なので抜き性能の向上を狙えるかも…しれない…

 

5.2 ガマゲロゲ

f:id:hanamiti19:20191101180730g:plain

 

【概要】

 次のメガラグラージになれたかもしれないポケモン。冷凍ビームを覚えないことは多くの方がご存じかもしれないが、なんとこのカエル滝登りすらも覚えないのである…

 

【技構成】

 

あまりにも技が貧弱すぎないか…

 

 

6.最後に

  雨を通す上で障害となる要素を把握し、それらに対する解決策を提示できそうになったらまた記事を書こうと思います

  

 ここで書いたことの多くは無駄になるかもしれないけど、少しでも役に立ったらラッキーですね

 

 8世代で雨パを使おうと考えている方はぜひ一緒に考えていきましょう。連絡お待ちしています(@have_poke)

 

f:id:hanamiti19:20191101180436j:plain